Hakos vol6
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小田さんは広島市公衆衛生推進協議会(以下「市公衛協」)の会長とお伺いしたのですが、市公衛協はどのような活動を行っているのですか?主な活動は「保健衛生」と「環境美化」の推進です。戦後の衛生環境が悪い時代に、伝染病の撲滅を目指して設立された「広島市衛生協会総連合会」が前身です。伝染病は不衛生な環境で蔓延しますから、環境の美化と、健康を守る保健衛生を一緒に考える必要があったのです。当時は、医療機関が現代のように充実していなかったため、病気にかからないように努めることが大切でした。衛生的で清潔な現代の生活からは、想像できないですね。ハエの数もものすごく多かったですからね。昔はどの家庭でもハエ取り用の紙が天井から下げてありましたよ。白島を含め、今の広島の街のクリーン度をどのように感じていますか?平和都市・国際都市広島として、「世界に誇れる美しい街」でありたいと思っています。今の広島は、海外から「(ごみに関する法律が厳しい)シンガポールより清潔で美しい」という声もあるくらい、きれいな街ですよ。市公衛協の清掃活動などで収集されるごみの量も年々減少していて、街の人々の意識が高まっていると感じます。でも、自動車からのタバコやごみの投げ捨てがまだ多いですね…。まだまだモラルの低い人もいるのですね。ええ、特にタバコは火がついたまま捨てる人が多く、街の美観を損ねるだけでなくとても危険なんです。本当にやめてほしいですね。一般道路を走る駅伝やマラソンをテレビで見ていると、役職柄か、選手よりも道路に落ちているごみが気になってしまいます(笑)。市公衛協では、健診や献血の推進活動も行われていますね。いくら医療が発展した現代でも、やはり病気にならない方がいいし、健診で早期発見ができれば治療も楽ですしね。献血については、白島学区は中区でトップの献血量なんですよ。輸血用の血液はできるだけ混ぜない方が安全なので、現在は400ml献血が主流ですが、無理のない範囲で、引き続きご協力いただきたいですね。「高校生の頃、映画館の看板を描くアルバイトをするなど、独学で絵を勉強していました」と小田さん。市公衛協の活動報告パンフレットの表紙には、小田さん制作の絵が掲載されています。白島九軒町の京橋川右岸にある白潮公園で、川の上流から流れてくるごみを、葦をかき分けながら取り除く清掃作業の様子が描かれています。ますから、環境の美化と、健康を守る保健衛生を一緒に考える必要があったのです。当時は、医療機関が現代のようにン度をどのように感じていますか?平和都市・国際都市広島として、「世界に誇れる美しい街」でありたいと思っています。今の広島は、海外から「(ごみに関する法律が厳しい)シンガポールより清潔で美しい」という声もあるくらい、きれいな街ですよ。市公衛協の清掃活動などで収集されるごみの量も年々減少していて、街の人々の意識が高まっていると感じます。でも、自動車からのタバコやごみの投げ捨てがまだ多いですね…。「高校生の頃、映画館の看板を描くアルバイトをするなど、独学で絵を勉強していました」と小田さん。市公衛協の活動報告パンフレットの表紙には、小田さん制作の絵が掲載されています。白島九軒町の京橋川右岸にある白潮公園で、川の上流から流れてくるごみを、葦をかき分けながら取り除く清掃作業の様子が描かれています。

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